様々な業界でITの需要が高まっている中、家具業界でもオンライン接客が注目を浴びています。
オンライン接客とは、パソコン、スマートフォンなどデジタル機器を用いて画面越しから接客を行うことです。
やり方を聞くと一見シンプルに思えるかもしれませんが、オンライン接客には多くのメリットが潜んでいます。
そこで今回は、家具販売におけるオンライン接客の魅力を解説していきます。
※オンライン接客の概要は、下記の記事にまとめてあります。
家具販売におけるオンライン接客の流れ
家具販売のオンライン接客では専用のオンラインツールを使用することで、お客様が自宅にいても商品の説明を受けられます。
モニター越しから説明を行うことで、商品の詳細を分かりやすく伝えることができ、お客様にイメージしてもらいやすくなります。
また、オンラインなのでお客様の希望次第では、部屋を拝見してインテリア相談に応じることも可能です。
上記の流れを通じて、お客様が商品説明に満足すれば、購入の決断をします。
また、日時予約に対応することで、お客様の状況に合わせてサービスを提供できるのもポイントです。
このように、オンラインだからできるサービスを提供することで、顧客の満足度は向上し、結果的に購入意欲を上げることにも繋がります。
家具販売のオンライン接客のメリット
こちらでは、オンライン接客の魅力を丁寧に解説させていただきます。
本記事では6つのメリットをご紹介します。
お客様の希望日時に合わせてサービスを提供できる
オンライン接客は企業の営業時間内から、お客様が希望する日時に通話を行う形となります。
例えば、昼しか通話できない方もいれば、夕方しか通話できない人もいるわけです。
そうした中、幅広い時間でオンライン接客に対応してあげれば、その時間内から幅広い見込み客を呼び寄せられます。
見込み客が多ければ多いほどコンバージョン率も上がるので、売り上げに大きく貢献できます。
インテリアをコーディネートできる
家具のオンライン接客では、商品紹介のついでにインテリアをコーディネートすることもできます。
映像を通じて、お客様の部屋を拝見できるので、より具体的なインテリアコーディネートが可能です。
例えば、「この部屋には、〇〇模様なカーテンが似合っている」という感じです。
これにより、お客様も自分が理想としているインテリアをイメージしやすくなり、商品の購買意欲を上げられます。
ECサイトのコンバージョン率アップにつながる
ECサイトは手軽に購入できるメリットがありますが、実物を手に取れるわけではないため、購入を決意できないお客様も少なくはありません。
例えば、先ほど解説したインテリアが良い例です。
「インテリアのイメージができない」という理由から、購入をためらってしまいます。
しかし、オンライン接客を通じて説明を行えば、商品のイメージを分かりやすく伝えられるので、お客様の購買意欲を上げられます。
結果、ECサイトのコンバージョン率アップに繋がります。
無料ツールでも始められる
オンライン接客は、ZoomやGoogleMeetなどの無料ツールで始めることもできます。
低コストで始められるのも嬉しいポイントではないでしょうか。
ただし、無料ツールの場合はあくまでも通話ができるぐらいです。
ECサイトと連携ができるなど、細かい機能までは揃っていません。
そのため、本格的にオンライン接客を導入する場合は、有料ツールが向いているかもしれません。
※有料ツールは、下記の記事にまとめてあります。よろしければ一度ご覧になってみてください。
信頼関係を構築!リピートの購入につながる
オンライン接客は、基本的に1対1で通話を行います。
その中で丁寧な接客を提供し、顧客に満足していただければ信頼関係を構築できます。
信頼関係を構築できれば、「あそこの店員さんは対応が良かったから、また利用しよう!」という感じに、リピート利用に繋げてもらえます。
人がたくさんいる実店舗とは違い、1対1でお客様と向き合えるオンライン接客は信頼構築に最適です。
感染症の対策になる
外出をすると、常に感染症のリスクが付きまといます。
特に家具業界は他の人も商品に触れるので、商品にウイルスが付着している可能性もあります。
そうした事情から、実店舗に足を運ぶことに躊躇されている方もいるでしょう。
しかし、オンラインなら外出する必要がないので、感染症にかかるリスクも下がります。
そのため、感染症に敏感な方でも安心して利用できます。
まとめ
今回は家具業界におけるオンライン接客について解説いたしました。
しかし、家具に限らず、アパレルや家電など様々な小売業界でオンライン接客が導入されています。
新型コロナウイルスが世界に与えた影響も考えると、今後オンラインはさらに加速していくでしょう。
顧客の体験価値を考える上で、デジタル領域(オンライン接客)の設計も含め、再定義する際の参考になれば幸いです。